ここ最近「瓦が割れている、ずれている」と
家に来た業者の人に言われたので点検してほしいという連絡が増えています。
しかし、点検に行くと何も異常がないことがほとんどなんですが…
ご存知の方もいるとは思いますが、
何も異常がないのにそのようなことを言っていく訪問業者がいるみたいです。
「屋根が大変なことになっている」と、
凄く心配になるような言い方をされて、
「今すぐ修理します」と言われたり、
葺き替え工事などを進めてくるそうです。
まだ話だけで帰っていく訪問業者ならいいのですが、
その後にすぐに屋根に上がろうとする業者がいるらしいです。
それが1番危険です。
そのまま屋根に上がらせてしまうと、
屋根を壊されてしまう可能性があります。
実際に壊しているところを見たわけではないので、
断定はできないのですが、
これは疑った方がいいと思う現場がありました。
この写真です。
棟(屋根の頂点に積んである瓦)が不思議な崩れ方をしていました。
他の部分はしっかりしているのにここだけ崩れていました。
自然に崩れたのであれば他の部分も傷んでいるはず。
それと、徹底的な証拠は
この写真の熨斗瓦についている土の状態。
この感じだと数日前に崩れたと思われます。
ニュースになるような地震や突風もありませんでしたし、
崩れた原因で考えられるのは、
数日前に屋根に上がった業者が関係しているのか?
その時に何かあったのか?
としか考えられません。
お客さんの話だとその業者に、
近くの現場で仕事をしている時に
崩れているのが見えたと言われたらしく、
数日前にその業者が屋根に上がっているそうです。
今回はこの部分だけの修理で済みましたが、
状況によっては、全て棟を取り直さないといけない場合もあります。
こういう事態にならないために気を付けてほしいことは、
絶対に知らない人を屋根に上がらせないことです。
もしそのような訪問業者が来てもあまり気にする必要はありません。
気にする必要がないと言っても、
1回言われると心配になりますよね。
そんな時は信用できる業者さんに相談してみてください。
弊社でも点検、屋根診断は無料でやっていますのでお気楽にご相談ください。