長い年月で大きく崩れはじめた瓦屋根です。平面もずれはじめ、銅線で縛っておいた棟瓦も銅線が無くなり崩れています。 平面には割れた瓦もあります。このケースでは雨漏りの原因になっているので、既存の瓦を下ろし新規の瓦に取り替えます。
屋根瓦を撤去してみると 当時放水シートの代わりに下葺き材として使われていた杉の皮が傷んで、 瓦を納める為に使用した葺き土や長い年月のほこりでいっぱいになっています。 この後綺麗に掃除をし、新しい下葺き(防水シート)をひき 瓦を止める為の横桟木(瓦棒)も新しくします。 瓦棒とは、瓦を引っかけ留めるための15ミリ前後の角材です。
古い瓦を新しい瓦に葺き替えました。棟瓦も全て銅線で縛り、耐震性も考慮した施工をします。 大きく傷んで雨漏りしていた屋根も、風格のある屋根に生まれ変わりました。