お寺の棟の取り直し工事が無事に終わりました。

あきる野市にある廣済寺というお寺さんです。

自分はお寺の工事をするのはこれで3回目?ですが、今回も手元をやりながら技術を学びました。

基本的には一般住宅の棟の取り直し工事と同じなのですが、その応用編といった感じで難しいです。

棟の取り直し工事をする前に雪止め瓦を取り付けました。

屋根の面積が大きすぎて、瓦を運んでいると屋根のどの辺にいるのか分からなくなります(笑)

次に棟を壊し始めます。

隅棟4本、大棟1本を壊します。

その後が本番で棟を取っていきます。

まずは、かっこいい棟にするためにどのような棟にするかイメージしてテーマを決めます。

今回の屋根は照りが強く、棟の反りをイメージするのが難しく社長は悩んでいました。

1つ目に決めたテーマは、棟の段数を減らして今までよりもスッキリした感じにし、でも大棟は高くみせる。

隅棟の段数を減らし、大棟を高く見せる作戦です。

そうすることで、屋根も軽くなります。

2つ目のテーマは、地震などで崩れない棟にする。

棟の中に鉄筋を入れたり、ステンレス、銅線でしっかり結びます。

上の写真は1段目が終わった時の写真です。棟の中心にあるのが鉄筋です。

約2週間で工事が終わり、

最初に決めたテーマ、イメージ通りに完成しました。

足場が外れたら、もう一度見に行きたいと思います!

良平でした。